創業50年。醗酵油かすを始めとする有機質肥料の製造販売

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花咲く肥料について

花咲く肥料について

こんにちは、東商の研究開発センターの村田です。


 私たち研究開発センターが、直接お客様のご相談をお受けしたものを

ピックアップしてお届けする園芸相談レター。

今回は「花咲く肥料」のお問合せにお応えします。

 

 有機肥料でお花を育てたいというお客様から

「 『花咲く肥料』の構成成分はどのようなものですか?」

というお問い合わせをいただきました。



 「花咲く肥料」はリン酸成分とカリウムの含有量が高く、

天然のアミノ酸やビタミン類も豊富で、花付きが良くなると評判の肥料です。



 有機質の肥料がメインとなっていますが、硫酸カリウムなどが含まれている為、

有機だけの肥料ではありません。

なぜ、有機だけの肥料を作らないのか?

それは、土に含まれる窒素対策としてなくてはならないものだからです。

 

     窒素は、植物の生育に最も影響する要素で、

主に葉や茎の成長を促して大きくしてくれます。

しかし、窒素が多すぎると葉や茎が育ちすぎてしまい、

花付きが悪くなるというデメリットがあります。

花数を増やす為にも余分な窒素を土から抜くには、

カリウムが非常に有効でした。

しかし、有機質に含まれるカリウムは量が少ないため、

カリウムを化学成分で補う必要がでてきたのです。

 

 そこで「花咲く肥料」の開発において、骨粉に含まれる花を咲かせるために

効果的なアミノ酸、特にプロリンと、肥料成分の有機質由来のリン酸の他に

余分な窒素を抜くカリウムなどを、花数を増やすことができるよう、

ベストな栄養バランスになるよう、配合を調整し、様々な試行錯誤を繰り返しながら

2年の歳月をかけて完成へとたどりつきました。

 

 おかげさまで発売以来、「やっと上手に咲かすことができた!」と

園芸初心者の方からお声をいただくとともに、さらにデリケートな

花木、洋らん、山野草などを育てられる方々にも好評で、

「オールマイティーな花の肥料」として多くの皆様にご愛用を頂いています。



 なお、有機成分が多く入っている為、カビのような白い糸状菌が生えますが、

その上からお水をかけていただければ大丈夫。

新たに植えたときは、植え付けて葉がピンと立ち始めたタイミングで与えて下さい。

においも少ないので、マンションのベランダなどでも使いやすい肥料です。



 さらに「花咲く肥料」は使い続けていただくことで、

有機質が土にも良い栄養を与えてくれます。

土壌の微生物が増加する為、土壌改良効果があり、

植物が喜ぶふかふかの土へと変化してくれますよ。



 製造や研究に携わる私たちが皆様の疑問に直接お応えすることで、

少しでも不安が取り除けていけたら本望です。

また、お客様からいただいた貴重なご意見やご質問は、

より良い商品をお届けできるよう、今後の製品開発や改良に活かしてまいります。




 これからも、東商の商品の使用方法や、製品についてご不明な点やご質問などございましたら、

お電話やFAX、お手紙などでご相談ください。

東商の商品が、皆様のお花や野菜を育てる喜びの支えになれば幸いです。

 

☆☆ 花咲く肥料 ☆☆

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