レモン・ミカン・柑橘類の肥料
レモン・ミカン・柑橘類の肥料のカビについて
■Q
レモン・ミカン・柑橘類の肥料を購入して直ぐに蒔いたのですが、
2週間位経って、蒔いた肥料がカビで真っ白になってました。
直ぐに取り除いたのですか、どういう撒き方をするのが正しいのかわかりません。
今後、どのような撒き方をするといいですか?
■A
●カビについて
レモン・ミカン・柑橘類の肥料は
原料として有機質肥料(菜種油かす、米ぬか、骨粉など)を使用しています。
有機質肥料は梅雨時などの湿度が高い時期などの温度・湿度の条件がそろうとカビが生えることがあります。
カビは「酵素」を作って肥料成分をさらに分解し、植物の栄養を作ってくれます。
そして、水やりによって土の中にしみこんだこの栄養を、植物の根が吸収していきます。
(カビの発生は肥料の効きはじめの目安にもなります。
新芽の伸びや葉の色、艶が増していることで確認できます。)
もわっとした白い毛の生えたようなカビに驚かれることがありますが
その上から水をかけ、乾燥させればカビは目立たなくなります。
カビは害のあるものではないので、そのままお使いいただいて大丈夫です。
●肥料の撒き方について
肥料を撒いたら土をかけておくと
カビの発生が目立たなくなり、肥料の効きも高まります。
肥料を撒いた後は水をかけてください。
肥料を撒く場所は、鉢植えの場合は鉢のスミに与え
地植えの場合は枝先の下に与えてください。
有機肥料に生えるカビ
カビの酵素による分解が進み優しい栄養が作り出されます。