青アジサイの肥料
青アジサイの肥料のリン酸成分について
■Q
青アジサイの肥料は「N:4・P:5・K:2」と山型の成分値になっていますが
紫陽花は、リン酸(P)が多い山型の成分値だと青色が綺麗に出にくいと聞きました。
(リン酸が多い土は、リン酸がアルミニウムを吸着し不溶性にしてしまうため)
■A
東商の青アジサイの肥料の保証成分値は、リン酸分を高めた山型になっていますが
有機質肥料の特長である“アルミニウムイオンとの結合を抑えた仕組みを持つ肥料”となっています。
化成肥料や配合肥料に良く使用されているリン酸肥料の原料は
「過リン酸石灰」や「りん安」で、速効性の『水溶性リン酸』です。
『水溶性リン酸』は赤玉土など火山灰のアルミニウムイオンと結合して青の発色を妨げる要因になります。
東商の青アジサイの肥料は、リン酸分の原料として
「蒸製骨粉」、「骨粉由来のリン酸カルシウム」を使用しています。
化学肥料の「過リン酸石灰」の『水溶性リン酸』に対して
「骨粉」のリン酸は、根や微生物がつくる酸によって分解される『く溶性リン酸』です。
『く溶性リン酸』は、アルミニウムイオンや鉄イオンと結合することなく吸収・利用されるため、青の発色の仕組みを妨げません。
また、東商の青アジサイの肥料は、菜種油かす等の有機質肥料と一緒に造粒されており
微生物分解によって土の中に有効化されるため、長期にわたり肥料効果が継続します。