粒骨粉
粒骨粉を使うタイミングは?
■Q
粒骨粉を使うタイミングは、
寒肥として使うのか、芽出し肥として使うのか
どちらに向いているでしょうか。
■A
寒肥と芽出し肥の目的は、春先から伸びる新芽・花芽の充実をはかる栄養補給です。
寒肥の時期(12月から2月初め)の低温では
タンパク質(窒素分)の分解は進みませんが
粒骨粉のリン酸の一部は微生物や土の酸によって分解され効いてきます。
リン酸は根の伸長、花芽の充実を促しますから
寒肥として、12月下旬から2月に与えてはいかがでしょう。
また、粒骨粉には菜種油かす、米ぬか、骨粉由来のタンパク質(窒素分)が含まれています。
この窒素成分は、春先、地温が上がるころ、穏やかに分解され、利用されます。
これまでの化学肥料の窒素と比べると、効き方が遅くなると思いますが、花数が増えますよう期待しております。
また、寒肥のときに土壌改良として、腐葉土を敷くと根を守る素材が増えていきます。
もし、植え込みの周囲にコンクリートの枠があると、少しずつ土の酸度が上がるかもしれません。
ピートモスや鹿沼土を加えて酸性を維持することもサツキのためには必要かもしれません。