イチゴの肥料
季節外のイチゴの肥料の与え方について
■Q
もう季節外なのに花を咲かせてて
アミノ酸あま~いイチゴの肥料の説明にも
書いていないので、分からず困っております。
■A
イチゴの花芽分化について。
以前の品種は気温が低い時期(15℃程度)に
花芽を分化する品種が多かったのですが
近頃は20℃を超えても花芽を分化、花を咲かせる品種になってきました。
(この性質によって、イチゴの収穫期間もグーンと伸びて
クリスマスデコレーション用のイチゴから
この初夏のイチゴスウィーツ用までフレッシュなイチゴを
出荷できるようになっています。)
これからのイチゴの成長ステージとしては
高温25℃を超える、長日の条件によって
「休眠」に向かっていきます。
休眠に向かっていくと花数が減り
匍匐茎(ランナー)が伸びてきます。
ランナーは、来シーズンの苗になりますから
大事にしましょう。
ランナーの成長を促すために、この時期に1回
追肥で使用する量の肥料を与えてください。
肥料が切れたり、水切れで乾燥すると
ランナーの先端が障害を起こすようなので
施肥と合わせて地植えの株でも
定期的な水やりを行なってください。
イチゴはランナーを伸ばして
株を増やすことができます。
親株から出た最初のランナーの子株は
親のウィルス病を持っている可能性が高いので
さらに2番目の子株、3番目の子株と
ランナーを伸ばすようにします。
この2番目と3番目の子株を
来年用の幼苗として育てます。
定植は秋涼しくなってから行ないます。
※老化した親株は、段々と花付きが悪くなっていきますので
この時期に苗の更新をする必要があります。