花咲く肥料と花咲く化成肥料の違いについて
花咲く肥料は有機主体の肥料となっており
庭などで長く咲く花などに与えてあげると
有機の力で土がふかふかになるので
長く育てる庭や花壇・屋外での鉢やプランターなどには、よい肥料となります。
また、花咲く肥料にはアミノ酸のプロリンが含まれており
花芽を分化促進するので、パンジー・ビオラ、ペチュニア、ばらなど
沢山花が咲く植物では、
長く花を楽しむことのできる花専用肥料となります。
また、花咲く肥料は窒素分を抑えているため
葉ばかり茂って花が咲かない時の花芽分化促進効果が期待でき
窒素過多による花芽の落下はおこさないので
花が咲いている時も安心して使えます。
天然プロリン配合
”元祖”花の専用肥料
N:P:K=1.5:9:4.5
花咲く化成肥料は
その名の通り化成肥料が主体となるので長く効き
においもなく、室内でも屋外でも
使いやすい肥料となっております。
また、フミン酸配合で根張りが良くなり
丈夫な株を育てます。
フミン酸配合
室内でも使える
花の専用肥料
N:P:K=5:14:5 Mg:3.2
成分的にはどちらも
リン酸分を高めているので
花にはよい肥料となっています。
花咲く肥料 花木庭木の肥料 花咲く化成肥料の違いについて
それぞれの肥料の特長と、花木・庭木の肥料との違いについて説明させていただきます。
「花木・庭木の肥料」
<肥料成分>チッソ4%・リン酸6%・カリ3%
<肥料の形状>顆粒タイプ
<特長>
花咲く肥料と同じ原料を多く使用していますが
植物を健康で丈夫に育てるカリ成分を強化し、花芽分化を促進する効果があるアミノ酸を含む原料も追加しています。
チッソ・リン酸・カリのバランスが良い肥料ですので、成育期に与えるのに適しています。
「花咲く化成肥料」
<肥料成分>チッソ5%・リン酸14%・カリ5%
<肥料の形状>粒タイプ(BB配合化成肥料)
<特長>
・次々と花を咲かせるようにリン酸・カリ成分を強化しています。
・チッソ成分には溶出の異なる緩効性肥料を組み合わせ、肥料切れしないように
しています。
・植物を健康に育てる各種ミネラル(マグネシウム、マンガン、ホウ素など)や、
化成肥料でありながら土をふかふかに改良する効果を持たせるためフミン酸を配合しています。
<花木・庭木の肥料との違い>
成育期に与えて、こんもりとした株を育て次々と花を咲かせる『化成肥料』です。
肥料効果は約3か月持続します。
植物の成長に合わせて追肥をすることで、ボリュームのある花木を育てることができます。
「花咲く肥料」
<肥料成分>チッソ1.5%・リン酸9%・カリ4.5%
<肥料の形状>小粒タイプ
<特長>
・葉を育てるチッソ成分を抑え、花付きを良くするリン酸カリ成分を高めています。
リン酸カリ成分は速効性と緩効性の効き方の違う原料を組み合わせています。
・花付きにかかわる成分がある「天然プロリン」にこだわった原料を配合しています。
・チッソ成分を1.5%含んでいるところがミソ。葉・花芽の維持のための栄養となります。
<花木・庭木の肥料との違い>
『葉ばかり茂って、花が小さい』『花付きが悪い』『花をたくさん咲かせたい』
と感じる時に与える、花を咲かせることに特化した有機主体の肥料です。
以下のように花が咲くタイミングで与えると効果的です。
・花芽分化が始まる頃(新しい葉が茂り、株が出来上がった頃)
・開花結実した頃
・成育期にリン酸カリを強化したい時に併用・追肥する
〇花を咲かせることと肥料成分の関係
良い花を咲かせるためには、まずは枝葉を茂らせる株を育てることが大切です。
株を育てるには、チッソ・リン酸・カリのバランスが良い肥料が必要です。(これには、醗酵油かす4-6-2や花の肥料5-7-5、化成肥料888などが適しています。)
株が充実すると、いよいよ花芽を作る時期に入ります。ここでチッソ成分が多く残っていると、花が落ちてしまったり、葉ばかりが茂ってしまいます。このような時に花咲く肥料の使用がおすすめです。
(日本の昔ばなしに、花咲か爺さんというお話がありますが、枯れ木に花を咲かせるために
カリとミネラルを含む木灰を与えるというお話に感心致します。)
※東商HPの花咲く肥料の詳細ページでも紹介しています。
花咲く肥料は、野菜の栽培に使用できますか?
ご使用頂けます。
使い方と使う場合のポイント
ポイント1
葉を育てるチッソが少ないので、株を大きくするときには、
有機100%野菜の肥料や配合肥料など
使い慣れた野菜の肥料を併用してください。
液体肥料スーパーワンの併用もおすすめです。
ポイント2
花咲く肥料を併用することで、りん酸カリが強化されますので、
豆やさつまいもなどりん酸カリを補給したい時にも適しています。
ポイント3
地植えでは、元肥としていつもの肥料と一緒に混ぜて
使うこともできます。
プランター容器では、2種類の肥料を同時に与えると
濃度が濃くなることがあるので
半分の量を2回に分けて与えると安心です。
※与えた後1週間カビが生えることがあります。
肥料を分解する糸状菌です。
そのままにして水をかける、土をかけることも効果的です。
牡丹が葉ばかり茂って花が咲かないのはなぜ?
■Q
牡丹の葉ばかり茂って花が咲きません。
何が原因でしょうか?
■A
牡丹に花が咲くにはいくつかの条件があります。
① 株が成熟している。(主要な茎が鉛筆よりも太くなっている。)
② 必要な時期に必要な栄養が与えられている。
③ 株が病気ではない。
④ 株に虫が来ていない。
⑤ 花後に枯れた花を剪定し実をつけない。
⑥ 猛暑時に水を切らさない。
⑦ 猛暑時に直射日光(特に西日)に当てない。
花の終わった6月ころから10月ころは
牡丹の中で来年の花芽を作る時期になります。
この時期に窒素分の多い肥料を与えてしまうと花芽分化が行われず
花が咲かなくなってしまうことがあります。
また、最近ではカミキリムシやコガネムシの幼虫などの食害が目立ちます。
オルトランDXなどをまいて、虫から牡丹を守りましょう。
〇秋の肥料のおすすめ
東商の花咲く肥料(窒素分0で花芽をつけさせるプロリンが入っています。)や
リンカリ肥料「らんまん」・「粒骨粉」をご利用ください。
〇花をつける肥料・資材
〇寒肥のおすすめ
※肥料について詳しい情報は商品写真をクリックしてくださいね。↑↑
※肥料などをまいたら、肥料の上に土をかけてあげましょう。
肥料の栄養は、水に溶けたり土の中にいる微生物や菌、根と
共生しているカビが分解して効いてきます。
※また、牡丹は苗木の時に接ぎ木をしているので、土寄せをして
牡丹の接ぎ木したところから根を出させましょう。
土寄せの土は腐葉土たっぷりの培養土で増し土します。